
皆さん、いぼ痔のことを0から100までしっかり理解していますか?
もしアナタの肛門にイボがあって苦労をしているのに、肝心の知識がないとしたら非常に怖いです!
いぼ痔は、切れ痔と並んでよくある痔のタイプなのですが、何の対策もなしにほうっておいてよいものではありません。
イボはどんどん大きくなり、やがては排便するたびにイボが強烈な痛みや出血を出すようになってしまうかもしれませんよ。
今回は、改めて”いぼ痔”の基本情報をおさらいすべく、症状・原因・治療法・予防法をまとめてみました。
アナタのお尻にあるイボのこと、しっかり知っておくことが大事です!
目次
いぼ痔の症状
いぼ痔とは、その名の通り肛門付近にイボができてしまう病気のことです。
イボ自体のことは、医学的には [痔核] と呼ばれます。
さらに細かく分類すると、肛門より内側にできたイボを[内痔核]、外型にできたいぼを[外痔核]とそれぞれ呼称します。
このイボが、排便の際に擦れたり切れたりすることで痛みや出血を発するわけですね。
内側のイボは比較的痛みが少ないかわりに出血が多く、逆に外側のイボは痛いかわりに出血が少ないパターンが多いです。
もちろん程度によりけりですが・・・。
内側にできたいぼ痔の場合、酷くなると肛門外部にまで出てきてしまう [ 脱肛 ] という状態になったりします。
軽度の脱肛であれば自然に戻るのですが、重度になると指で押さないと戻らなかったり、押しても戻らないほどになったりします。
この状態だと、痛みもかなりあって辛いです。

マジで辛いです。(経験済み)
いぼ痔の原因
いぼ痔の原因はズバリ、イボができる原因と同義です。
具体的に言うならば、肛門付近の血の巡りが滞り、うっ血部ができてしまうことが要因となります。
うっ血部がそのままイボのように膨らんでくるわけですね。
うっ血が起きる原因は様々です。
・排便時の過剰なイキみ
・過度に硬い便
・長時間の座り姿勢 または立ちっぱなし
・加齢
・不摂生
・ストレス
よく挙げられる原因はこのあたり。
いぼ痔の治療法
実際にいぼ痔になったとき、どのような治療法が考えられるのでしょうか。
パターンとしては3つに分けられるでしょう。
・病院で手術
いぼ痔は、立派な病気です。
悪化しすぎた場合は、病院での手術が必須となるでしょう。
できればそうなる前に、早めに病院へ行って診察してもらうことをオススメします。
いぼ痔の手術内容はいくつかありますが、主なものはジオン注射と痔核部切除でしょう。
ジオン注射は、薬液を痔核に直接注射することで小さくする手術です。
切除はまぁ、そのままです。切ってとるわけです。
最近は技術も発展し、日帰りで手術ができる病院も増えているようですね。
・薬で治す
手術が不要な程度であれば、だいたいは薬での治療を選択することでしょう。
病院で診察してもらい薬をもらうか、ドラッグストア等で痔用の薬を買うわけですね。
病院の場合は処方箋に従い薬を貰えばいいのですが、自分で買う場合は注意が必要です。
いぼ痔に薬を使う場合には、内側のいぼと外側のいぼで使うべき薬が違うからです。
内側:座薬 or 注入軟膏
外側:軟膏 or 注入軟膏
また、直接薬を充てるタイプではない飲み薬タイプもありますが、私の経験上だと経口はやはり治りがそこまで早くなかったですね。
・自然治癒
誰しもが思うことですが、できるならば痔は自然に治ってほしいですよね。
一度出来てしまった痔核を自然に小さくする事は中々難しいですが、程度によっては不可能ではありません。
後述する予防法・再発防止法をしっかり実施し、肛門になるべく負担をかけないようにすれば良いのです。
ただし、ある程度以上悪化した痔核はほぼ自然治癒が不可能です。
おとなしく病院にいきましょう。
いぼ痔の予防・再発防止
最後に、どのようにすればいぼ痔を発症せずに済むか、再発せずに済むかを解説しましょう。
・便秘厳禁
切れ痔と同様ですが、いぼ痔も肛門に負担を掛け過ぎるのはご法度です。
特に硬い便は、排便時に肛門周りのうっ血をかなり悪化させてしまいますのでNGです。
しっかり、1日1回は普通の便が出せるように生活習慣に気をつけましょう。
・水を1日2L以上飲む
・野菜をたくさん食べて食物繊維を摂る
・適度に運動!
・下痢も厳禁
下痢も、その勢いで肛門周りに大きな負担をかけてしまいます。
うっ血部に負担が掛かると、当然痔核が腫れたり大きくなってしまう要因となりえます。
下痢をなるべくしないような生活を心掛けましょうね。
・排便は便意がきたらすぐに!
排便時にうっ血が起きやすいのですが、過剰なイキみはさらにうっ血を悪化させてしまいますよ。
なるべくイキむ必要がないように、排便は便意がきたらすぐにできることが理想です。
便意が全く無いのに無理に出そうとしても、肛門に過度な負担がかかってしまうので注意です。
・産前産後の女性はいぼ痔になりやすい!?
少し主題からは外れますが、妊婦さんは特に痔に対して注意を払わなくてはなりません。
いぼ痔、きれ痔の両方とも発症しやすいのです。
詳しくは↓の記事に書いてありますので、気になるかたは是非。
以上、いぼ痔に関する基本情報をまとめてみました!


私はオサラバできてないですけれど!