普通の薬とジェネリック医薬品 どっちを選ぶ?

今回は、普通の薬と後発品(ジェネリック医薬品)の違いと、選ぶ際の基準などについて、

製薬企業に勤める私なりにまとめてみました。

一体このブログのカテゴリはどうなってしまうのか・・・。

 

 

先発品と後発品 ジェネリック医薬品 の違い

 

一般的に薬、医薬品と呼ばれているものは”先発品”に該当します。

先発品はその名のとおり最初に開発・発売された薬で、一定期間の独占販売権が認められます。

 

この独占販売権が、とても重要です。

薬を世の中に出すためには、当局に薬の製造方法や薬の成分、効能を詳細に審査してもらい、

それを一般に開示する必要があるので、その対価として独占販売権が認められるわけです。

 

そして、その期間は基本20年です。延長を申請したとしても+5年で、25年ですね。

 

 

つまり、その期間が終わった薬については、他の医薬品メーカーが、開示されている情報を用いて

そっくりそのままコピー品を作って良いことになります。

 

そうして作られたのか後発品、ジェネリック医薬品と呼ばれるものです。

 

先発品の開発期間とかをまるまる省略しているわけだから、薬価が安いわけですね。

 

実際、何が違うの?

 

成分とか製法は99.9%一緒と考えてもらっていいですね。

 

明らかに違うのは、薬の形状とか色とか味とかです。

これらは添加物の種類や比率によって大きく変わるため、先発品との大きな違いになりやすいです。

 

効能とか副作用は違うの?

 

これもちゃんと国の審査を通っている薬であれば、普通は問題ないレベルで同一です。

しかし、先発と全く同じというわけでもないのが難しいところですね。

 

まずは添加物の違い。

いくら有効成分が同じといっても、薬の吸収率などは多少なりとも添加物の影響を受けますので、

その違いが薬の効き方や副作用という面に影響を与えているのは考えられます。

 

そして、製造方法の違い。

これは、開示されている製造方法以外の範囲の話です。

 

後発品メーカーがいくら先発品のマネをしようとしても、開示されていない部分にちょっとした製造手法の違いがあるかもしれない、ということになります。

そのちょっとした違いが、微妙な物質組成の差や効能の差につながっている可能性は大いにあるわけです。

 

結論

ということで、どちらを選ぶかについての自分の意見をまとめました。

 

あまり気にせずジェネリックにかえてもいいもの

 

薬の有効成分が単純なもの 

・先発品の薬価が高くないもの

 

ジェネリックに慎重になったほうがよいもの

 

・有効成分が複雑なもの バイオ医薬品とかタンパク質製剤

ちなみにバイオ医薬品の後発品は ”バイオシミラー” と呼ばれます

・有効成分が2種類以上含まれるもの 

・先発品の薬価がめちゃくちゃ高いもの 

 

 

 

 

 

 

以上、普通の医薬品とジェネリック医薬品の違いと選び方についてまとめてみました。

 

ただし、この結論はあくまで自分個人の考えであるため、

すべての薬に当てはまる考えではないということをご留意いただけるとありがたいです。

 

悩んだときは、かかりつけの医師などにご相談されるのが最適でしょう。