【持論】「無能な社員」を辞めさせるために、「育休復帰、即転勤」といった事例は今後も増え続けるのではないか?

今回は、ツイッター上で見かけたコチラのツイート、およびインタビュー記事内容を拝見したので、私の感じたことを記事に残しておきたいと思います。

 

「育休復帰、即転勤」で炎上、カネカ元社員と妻を直撃 (日経ビジネス)

 

前提:本記事は「批判、擁護、中傷」等を目的とした記事ではありません

内容に入る前に。

今回の記事の内容は、あくまで「育休・転勤命令」に関する私の持論です。

今回の騒動の当事者でもなければ関係者でもありません。

よって、情報の正誤や正確さ、実際がどうなのかということには一切触れません。

法律についても詳しくは知りません。

あくまで、記事の内容やツイッター上の反応を見て、私が考えたことです。

 

なによりも、どちらかの立場の擁護ないしは批判などを目的とした記事ではないことを、予めお伝えしておきます。

ただ、当事者の方や似たような境遇の方が閲覧すると、かなり不愉快に感じてしまう内容かもしれません。

そういった可能性のある方は即座にブラウザバッグを推奨します。

 

持論:「辞めてもらいたい」社員だったから「転勤を命令した」という可能性

私の考えた可能性はコレです。

「育休明けですぐ転勤」なんて、普通に考えたらやるわけがない

常識的に考えたら、「育休明けの社員を即遠くへ転勤させる」なんて、リスクでしかないですよ。

現場の事情はどうであれ、今は「働き方改革」が国の主導のもと進められているフェーズなのですから。

 

令和元年の今、今回のようなことをすれば以下のようなことが起きることは誰にでも想像ができます。

  1. 当該社員のやる気を100%削ぐ
  2. 他の社員のモチベーションも大幅に削ぐ
  3. 「SNS拡散」により、会社ブランドに大きな傷が付く

特に今回は、まさしく③の事例となってしまったわけです。

 

普通じゃない事情が絡んでいた可能性がある

かなり極論めいた内容ですが、「普通じゃない事情」というものが、タイトルのとおり「辞めさせたかった社員」という可能性です。

 

なぜ「辞めさせたかった」のかは、全くもってわかりません。

強制発想として、たとえば以下のようなことが考えられます。

  • 業務遂行能力が低い
  • 協調性が無く、職場内で嫌われていた
  • 育休を取ることで大きなしわ寄せが他社員にかかってしまった

ただ、今回私が重要視すべきと考えるのは、「辞めさせたい理由」ではなく「辞めさせようとした方法」です。(後述)

転勤命令が出たとしても、「会社にとって優秀な人間」ならば交渉の余地がある

インタビュー記事の内容では、このような書かれ方をしています。

 ただ、緊急性は全く感じられませんでした。上司も私の家庭の事情は知っていたので、「転勤は組織の人間なので受け入れますが、なぜそんなに急なのですか? 家族と相談させてください」と伝えたのですが、「いや、決まったことだから」という返事でした。

(中略)

でも、その後メールが来たんです。「5月末で辞めてくれ。時間は短いけど引き継ぎはやってほしい」と。有給休暇の取得はほとんどできないスケジュールです。納得いきませんでしたが、もう議論する気にもなりませんでした。

引用:「育休復帰、即転勤」で炎上、カネカ元社員と妻を直撃 (日経ビジネス)

正直なところ、会社側がこのような雑で横暴な対応をしてきたということは、「会社にとって不要な人間」という烙印が押されていた気がしてなりません。

大切なのは「会社にとって必要とされていたかどうか」です。個人の能力やポテンシャルのみの話ではありません。

 

問題の背景:現代の日本の会社は「疲弊しきっている」気がしてならない

なぜこのような事例が起きてしまったか。

 

私はホワイト企業(と、自身では感じている企業)に勤める人間ですが、よく思うことがあります。

現代の日本において、会社組織というものは「疲弊しきっている」のではないか、と。

 

「疲弊」という表現が正しいのかどうかわかりませんが、少し説明をします。

優秀な人間はどんどん転職して別の会社に行ってしまう

優秀な人間は、自身の能力に見合う環境と待遇を求めるために「転職」をします。

今の時代、一つの会社で頑張って出世コースに乗るよりもよほど効率的に収入UPが見込めるのが「転職」という手段です。

 

見方を変えましょう。

会社側にとってはせっかく採用できた優秀な人間が、長くは勤めてくれないというのが現状です。

採用コスト・教育コストを鑑みると、相当キツイ現状ですね。

無能な人間はしぶとく残る

大して、さして能力の高くない人間はどうでしょうか?

  • 色んな職場や部署を転々としては、結局どこでも使い物にならない人間
  • スキルアップを考えず、ただ与えられた最低限の業務をこなすだけの人間
  • 「うつ」を理由に、延々も休職と復職を繰り返す人間

3番目に関しては病気にかかわる話なので言及が難しいテーマですが、実際に私の職場には居ます。

就業規定のギリギリまで休職期間を使い、復職したかと思ったらすぐに休職に入ってしまう。

しかも復職・休職共にギリギリのラインをずっと維持している(つまり会社側がクビにできないライン)。

そんなことを10年以上繰り返している人が居るんですよ。

仕事もろくにできません。

 

世の中の「うつ」で休職されている方がすべてそうだとは決して言いません。

実際には、「うつ」という病気のせいで本当に辛い思いをされている方が99%以上だと思います。

しかし、病気を理由に10年以上も会社組織にしがみついて周りに迷惑を掛け続けているような人間を、私は個人的な感情として認めることはできません。

決して、表の付き合いや感情には出しませんがね。

結論:疲弊しきった会社組織が、多少の無茶をしてでも「無能な人間」を辞めさせる事案が増えているのでは?

さて。

優秀な人間がどんどん辞めて、無能な人間が会社に居座り続けている。

「疲弊しきった会社組織」とは、まさにコレです。

では、そうなってしまった会社組織はどうなるのか?

 

答えが、今回の事例です。

法律のグレーゾーン、ブラックゾーンに突っ込んででも、「会社に要らない人間」を辞めさせようとするわけです。

 

私は、今回の事例は氷山の一角に過ぎないと考えています。

もっと酷い事例や、多少マシではあっても同様の事例はいくらでもあるのでしょう。

表に出てこないだけです。

そして、今後はこのような事例がどんどん増えていくような気がしてなりません。

 

言い換えれば、終身雇用の崩壊の一端ですね。

 

最後に:日本の会社制度は「歪んでいる」

結局、日本の法律や会社組織はかなり「歪んでいる」のです。

 

今の日本では、一度会社で雇った人間を辞めさせることは難しい。

だから、こんな姑息で意地汚い事例がでてきてしまうのです。

アメリカだったら、会社に不要な社員は「クビ」にするだけで済む話です。

良い悪いはおいておいて、現代の日本がそうなっていることは、深く問題視していくべきかもしれませんね。

 

まぁ、真実は私にはわかりませんが。

 

最後に改めて。

この記事の内容は、今回の騒動の擁護ないしは批判などを目的とはしていないことを、重ねてお伝えしておきます。

私の個人的な感情が多く入っていることも、ご容赦いただけると幸いです。

以上。